2階 現存する動物たち

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オオワシ Steller's Sea Eagle Haliaeetus pelagicus

オオワシ

 日本の北の端。オホーツク海に面するこの地域では、毎年流氷が流れ着く。オオワシは翼を拡げると2mを越える巨鳥で、魚を主食とするが水鳥などを捕食することもある。カムチャツカ半島などで繁殖し、冬繁殖地が氷で閉ざされる頃、流氷とともに日本列島にも飛来する。一見冷たく淋しい海だが、スケソウダラなどの魚はとても豊富でオオワシはその生態系の頂点にいる。突然の吹雪にオオワシたちも羽根を休める場所を探しているようだ。
 国際自然保護連合レッドデータブックの危急種・絶滅のおそれのある日本の野生動物絶滅危惧2類に指定され、ワシントン条約で付属書2に記載されている。

主な参考文献
■ C.M.ペリンズ/A.L.A.ミドルトン編 1986『動物大百科 第7巻』平凡社
■ 黒田長久編 1991 週刊朝日百科『動物たちの地球16』 朝日新聞社
■ NHK取材班編 1992『NHK地球ファミリー生きもの大紀行第4巻』日本放送出版協会
■ 今泉忠明・小宮輝之監修 2002 学研の大図鑑『世界絶滅危機動物』 学習研究社

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