地下３階　模型収蔵庫

　ザトウクジラに次ぐ「1/100・世界のクジラシリーズ」の第２弾。実は、当時なかなか完成しないフクロウのストレス発散のためにつくりました（そしてフクロウは未だ完成せず…）。
　前ビレをピタッと閉じ、深海に向う姿勢の雄の個体です。巨大な頭部先端、鼻孔が左側によっているのも彼らの特徴の一つ。また同じく頭部には、雄同士の喧嘩で歯によって付けられたとされる傷を、浅いモールドと塗装で表現しました。
　あまり試行錯誤せず完成しましたが、胴部から尾にかけての特徴的な皮膚のしわが平面的になってしまい、模型的には目立ちません。粘土が半乾きの状態でモールドを入れるべきでした。また、本来クジラの皮膚は、結構凹凸があったり、表皮がはがれてまだらだったりするのですが、スケールもあり模型ではかなりあっさりしています。この辺りも今後の課題でしょうか。
　尚、アクリル絵具の筆塗りですが、筆むらはほとんど出ていないかと思います。
（2014.04.27　記）