1階 絶滅した動物たち
和 名 |
英 名 |
学 名 |
プラテオサウルス |
Plateosaurus |
Plateosaurus engelhardti |
三畳紀後期、現在のヨーロッパ付近。巨大な針葉樹や、原始的なソテツの仲間が生い茂る広大な森が広がる。
十頭を超える恐竜の群れがこちらに近づいてきた。体長8m程のプラテオサウルスだ。時折後脚で立上がり高い場所の葉を食べている。歯は植物食にも適した形態となっており、最も初期の草食恐竜の仲間である。
古竜脚類に属する彼らは、長い首や小さな頭など、後に大繁栄をとげる巨大な竜脚類に似た面もあるが、指の数などからその直接の祖先には当たらないと思われ、そしてこの後、ジュラ紀の始めには姿を消す運命にある。
群れがちょうど横を通り過ぎる。気を付けないと彼らの太く長い尾に当たってしまいそうだ。前脚の親指にある鋭い鈎爪も、こちらに向けられてはたまらない。