長年、頭の中で温めてきた羽毛を持つ恐竜。近年状況証拠がかなり出揃っていますので、この種も羽毛を持っていたと判断しました。 イメージとしては「ある雨の日、林の中を歩く捕食動物ディノニクス。彼の気配は雨の音にかき消されていた。普段は用心深い小型の哺乳類も、捕食者の存在に気付かず、巣穴から顔を出す。その瞬間、偶然両者が見合い、一瞬の緊張が生まれた」といった感じです。 模型としてはいつもと変わらずファンド造形にアクリル絵の具で着色。今回はエアブラシを用いる予定だったのですが、オール筆塗りで出仕上げました。結果的にはいい雰囲気になったと思っています。 狙われている哺乳類は特に種を特定せず、この時代にも生息した多丘歯類(目)というグループに属したものと想定しました。